科学者から創業者への道はよく踏まれたものですが、簡単な道のりというわけではありません。こうした落とし穴があるため、過去10年間でいくつかのプログラムが立ち上がり、技術系創業者の道をスムーズにするための支援を行ってきました。
そして今、2つの有力なプログラム、ActivateとThe Engine Acceleratorが、提携すれば創業者にさらなる利点をもたらせると判断しました。
「より近い距離で共同作業し、お互いのプログラムに貢献し、最終的にはこれらのプロト創業者から起業家へのスループットをより高めることができると感じました」とThe Engine AcceleratorのCEOエミリー・ナイトはTechCrunchに語りました。
この2つのプログラムには多くの面で補完関係があります。The Engineは、まだ商業化を始めたばかりの科学者やエンジニアと協力しており、そのために「プロト創業者」として位置づけられています。一方、Activateは、創業者たちがアイデアをさらに練り、資金調達の準備を整えるための2年間のフェローシップを提供しています。
The Engineが実施した最近のBlueprintプログラムを修了したプロト創業者の多くがActivateフェローシップを受賞しています。「普遍的な真実とは言えませんが、私たちが見ているのは、Blueprintの参加者がActivateに対してより良く準備されている」とActivateのCEOサイラス・ワディアはTechCrunchに語りました。「私のチームは、もっとそういったものを得られるかな、と思っていました」と述べました。
この提携はまだ初期段階にあります。お金のやり取りはなされておらず、両者が統合を考えている段階でもありません。「その話をするのはまだ早い」とナイト氏は述べました。
現時点では、両プログラムのカリキュラムについてノートを交換し、どこに補完すべき部分があるかを見極めることを目指しています。当面は個別の申請と入学フローを維持しますが、両プログラムが有用と判断される創業者向けに大学入学共通アプリのようなものが展開される可能性もあります。
最終的に、ナイト氏とワディア氏は、この連携は技術系創業者を素早く立ち上げる試みであると述べています。
「特に気候に関する話題では、進行ペースが遅すぎるというペースを私たちは一般化してきた。科学者をより速やかに成功に導く可能性があるなら、そのために時間と投資を惜しんではならないと思います」とワディア氏は述べました。
元記事はこちら