>Hero MotoCorpは、世界最大の二輪車メーカーであると発表した。同社は、インドの有望な電気自動車スタートアップであるAther Energyに、最大6650万ドルを投資する計画だと述べた。Ather Energyは、地元の政策変更の影響で急成長が鈍化していた。
>Hero MotoCorpは、既に本拠地がベンガルールにあるAther Energyの株式の33.1%を所有しており、最新の投資についても報告書(PDF)により公開し、取締役会がAther Energyの新株予約に最大6650万ドルの新たな投資を承認したことが明らかにされた。
>新たな投資前、Ather Energyは、Tiger GlobalやFlipkartの創設者であるSachin BansalやBinny Bansal、そしてインドの準主権ファンドであるNIIFを含む投資家から累計で3億3600万ドルを調達してきた。昨年、評価額は73億9000万ドルに達していた。
>Ather Energyは、今年12月までに売上高10億ドルに到達する予定だったが、最近、政府系および連邦政府の助成金を利用してきたAtherなどの多くのEV企業にとって、二輪車への助成金が削減されたことで道につまずいた。これにより、ヘビーインダストリー省は二輪車への助成金を削減すると発表した。
>政策変更前、Atherは約2億5000万ドルのラウンドを評価額10億ドル以上で終了するための交渉を行っていた。実際、Atherの投資家であるBinny Bansalは、ポッドキャストの聴衆に対してAtherがユニコーンになったと語っていた。
>Hero MotoCorpは、Ather Energyの株式について評価額はまだ決まっていないが、スタートアップへの持ち株割合は増加すると示唆している。Heroによれば、Ather Energyの2022年度の売上高は2億1830万ドルであった。
>二輪車はインドの電動化の先駆けとなっており、バッテリー車の高価格は多くの消費者にとってハードルとなっている。南アジアの国の環境問題に対処するためには、二輪車の約70%をより環境に優しい代替品に置き換える必要がある。アーサー・D・リトルのコンサルティング会社は、2030年までに電気自動車がインドの全車両販売の約30%を占めると予測している。
>Hero MotoCorpがAtherに新たな投資を行うのは、同社が電気自動車のポートフォリオ拡大を図っている時期にあたる。昨年、Hero MotoCorpは初の電気自動車を発売した。
元記事はこちら