Braveは、自社の検索エンジンのために、今後はBingなどのサードパーティーのソリューションには頼らず、独自にインデックスを利用することを発表しました。
2021年にBrave Searchを発表した際には、同社のクエリのほぼ13%が他社に依存していることが示されました。1年後には、この数字は7%まで低下しました。
「デフォルトの状態では、Brave SearchのユーザーはBrave Indexから100%の結果を受け取るようになります。これにより、ユーザーは完全に独立した結果を得ることができます。いつも通り、私たちの結果はユーザーのプライバシーを保護します」とBraveはブログ記事で述べています。
同社によれば、Brave Browserを利用するユーザーが匿名データを提供し、Brave Indexを構築するWeb Discovery Projectのようなものが、自己依存に向けての推進力となりました。また、Bing APIの将来については懸念しており、特にMicrosoftがOpenAIとの提携を強化し、BingのインデックスのAPIプライシングを大幅に引き上げたことからです。
同社は、Brave Searchに答えがない場合にGoogleをプライベートクエリできるGoogle Fallback Mix機能は引き続き利用可能となっています。
さらに、Braveは自社の検索APIも発表しましたが、このプログラムの詳細については今後公表する予定です。
Braveは、大手テック企業が提供するソリューションをより少なく使用し、自社を規定することを目指しています。同社は今年3月に、OpenAIの技術に依存しない要約機能を発表しました。
比較すると、DuckDuckGoやNeevaなど、Braveの競合他社は現在でもBingのようなソースに頼っている状況ですが、後者は数年後にBingをやめる予定だと発表しています。
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