Appleが、クラシック音楽に特化した新しい音楽ストリーミングサービスを発表する。アムステルダムに拠点を置く「Primephonic」を買収したことに基づき、新しいApple Music Classical appでは、Apple Musicのサブスクライバーが5,000,000曲以上のクラシック音楽トラックにアクセスでき、高品質オーディオの新しいリリース、数百のキュレーションされたプレイリスト、数千の独占アルバム、作曲家紹介、代表作解説などの特徴が提供されるとAppleが説明した。
最新のOSアップデートに開発者向けに出荷されたことから、サービスが完成間近であるという噂が囁かれていたが、発売日はまだ不明であった。
しかし、今日アプリが発表されたものの、現時点ではApp Storeで予約注文のみ可能である。リリース日は3月28日になる予定だ。また、アプリは最初の時点ではiOS 15.4以降のiOSデバイスのみ対応する。
クラシック音楽リスナーに独立したアプリを提供するという同社の決定は、Apple Musicのサブスクリプションサービスを差別化するものである。その一方で、競合他社のSpotifyが今週発表した機能は、AIやビデオベースのディスカバリーフィードなどの技術的機能が中心であった。
また、ユーザーは、編集者による作曲家のエディトリアルノートと主要な作品の解説を読み込むことができる。有名な作曲家には、Appleがアーティストから委託した高解像度のデジタルポートレートが用意されている。これらは、該当する古典派のカラーパレットと芸術的な参照からデザインされており、今後も追加される予定だ。リリース時には、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、フレデリック・ショパン、ヨハン・セバスチャン・バッハのポートレートが利用できる。
このサービスは、今後も新しい音楽を追加され続ける予定である。Appleは、クラシック音楽アーティストや音楽機関と協力して、現在および将来的に独占のコンテンツや録音を提供している。一方、@appleclassical Twitterアカウントでアプリと音楽のリリースに関するニュースやアップデート情報を追跡することができる。
Apple Music Classicalに追加料金はなく、Apple Musicサブスクリプションの一部として提供される。このアプリは、個人($10.99/mo)、学生($5.99/mo)、ファミリー($16.99/mo)プランを含むすべてのプランのサブスクライバーが利用可能となっており、Apple Oneバンドルにも含まれる。
サービスは当面iOS専用であるが、Apple Musicのアプリと同様に、近々Androidにも対応するとされている。
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