新興のスタートアップが「AIコンピュート」ハイパースケーラーの1つになることを目指しており、再生可能エネルギーが見込みの顧客に向けた売り込みの中心的な要素となっています。
AIバブルは、アルゴリズムの実行、機械学習モデルの実行、データ処理などのために必要な処理能力、インフラストラクチャー、リソースである「コンピュート」に対する過去最高の需要を刺激しました。この需要の大きな受益者の1つが、GPU(グラフィックス処理ユニット)および関連するAIハードウェアへの需要によって3兆ドルの企業に成長したNvidiaです。
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“当社が取り組んでいるビジネスの中で、拡大のための主な支出はCAPEX(資本支出)主導です”、バイロン氏はTechCrunchに語りました。“これが論理的な進め方であり、成長するにつれて、その資金調達への追加アクセスが可能になります。”
この新たな資金調達ラウンドにより、DataCrunchは設立以来の総調達額を1800万ドルにまで引き上げ、Nvidiaの最新サーバーやクラスター(新しいH200 GPUを含む)をサポートするインフラストラクチャーの拡充に役立ちます。それにより、ソニーなどの法人顧客だけでなく、OpenAIなどで活動する個人のAI研究者を含む顧客基盤を拡大できるでしょう。
“それは常に私たちにとって重要な市場であり、この’個人’市場は多くの人から見捨てられていると思います”、バイロン氏は語ります。“個人的には、週末にはよく自社サービスを利用しており、設立以来ずっと利用してきました”。
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“私たちの戦略は、世界中の100か所にあるプロバイダーの中で最も低い遅延を持ちたいわけではありません”、バイロン氏は述べています。“低遅延は重要なセールスポイントの1つですが、厳しい遅延要件がないコンピュートに焦点を当てています。遅延はかなり短くなるかもしれません。10ミリ秒というわけではなく、100ミリ秒程度になるかもしれませんが、それでもそれなりのものになります。”
DataCrunchのデータセンターは現時点では共有の”コロケーション“施設にありますが、同社は2025年に独自のデータセンターの構築を開始する予定であり、これにはかなりの資本が必要になると述べています。
“私はこの会社で公開企業となる道筋を辿りたいと考えており、会社の拡大にはさらに多くの資金へのアクセスが必要になります”、バイロン氏は述べています。
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