Onera Healthは睡眠の診断とモニタリング技術を提供するスタートアップであり、医師が研究を行うための支援をしています。この会社は、シリーズCの資金調達ラウンドで3000万ユーロ(3200万ドル)を調達しました。
睡眠不足は、欠勤や睡眠関連の出勤(プレゼンティズム)などの要因から、米国の経済に4000億ドルの損失をもたらすと考えられています。(参考)
市場には既に数え切れないほどの睡眠トラッキング製品がありますが、Oneraはより臨床レベルのソリューションとして自らを売り込んでおり、米国の食品医薬品局(FDA)などから規制の承認を取得しています。(参考)同社はエンドツーエンドの「ポリソムノグラフィー サービス」として、医療関係者が患者の自宅で睡眠検査を直接行うか、必要に応じてラボで行えるようにしています。
具体的な方法は次のようになります。医師がOneraを通じてポリソムノグラフィー(PSG)の検査を注文すると、Oneraは必要なセンサーを直接患者に送ります。患者は指示に従ってセンサーを取り付けます。これには、額、上胸部、腹部、下脚に取り付けるワイヤレスの装置4つが含まれます。
患者はすべてのハードウェアをOneraに返却し、Oneraは独自のクラウドでデータを処理し、医師が評価するためのレポートを作成します。
2017年にオランダで設立されたOneraは、これまでに5500万ユーロを調達しました。最新のシリーズCラウンドは、EQT Life SciencesとGimvが共同リードし、Innovation Industries、Invest-NL、Imec.xpand、BOM、15th Rockが出資しました。
この3000万ユーロの資金を使って、Oneraは現在ベネルクス(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)地域とDACH(ドイツ、オーストリア、スイス)地域に提供している2世代目のPSGシステムの規制承認をアメリカとヨーロッパで迅速化する予定です。
Oneraの創設者兼CEOであるRuben de Franciscoは、「睡眠障害に影響を受ける何百万人もの人々に必要な答えを医療現場が提供するために、研究開発、顧客の成功、地理的拡大に積極的に投資を続ける予定です」と述べました。
元記事はこちら