オンライン上でのAIによるチャットボットが注目を浴びています。
テキストベースの命令数個だけで、文章やメールを書くことができるツールは、テック・ホビイストから企業にまで関心を集めています。オープンAIのChatGPTは、恐らくその元祖であり、推定1億人以上のユーザを抱えています。インスタカート、クイズレット、スナップなどのブランドは、APIを利用してChatGPTを各自のプラットフォームに組み込み、使用数を増やしています。
しかし、開発者コミュニティ内の一部の人々は、これらのチャットボットを作成する組織が、資金力、リソース力が豊富かつ独占的なクラブの一部だという事実に不満を抱いています。Anthropic、DeepMind、OpenAIなど、深々とポケットに余裕がある企業が、自社の最新のチャットボットテクノロジーを開発した少数派の企業の中にいます。それに対して、オープンソースのコミュニティは、ChatGPTに似たシステムをオープンソース化する取り組みについては、つまずいているとされています。
それは、チャットボットの基盤となるAIモデルをトレーニングすることが、膨大な処理能力だけでなく、注意深くキュレーションされた大規模なトレーニングデータセットを必要とするということが大きな要因です。しかし、Togetherという研究者のグループが、新しい開発ルートを模索し、最初にChatGPTに似たシステムをオープンソース化することを目指しています。Togetherは、既に進展を見せています。先週、誰でも使えるトレーニング済みのモデルを公開することを発表しました。
Togetherの共同創設者であるVipul Ved Prakashは、TechCrunchのメールインタビューで、「Togetherは、オープンファウンデーションモデルのアクセス可能なプラットフォームを構築しています」と語ります。「我々はこれをAIの『Linuxモーメント』の一部と考えており、共同データ、モデル、計算を結びつけるプラットフォームにより、研究者、開発者、そして企業がオープンソースAIモデルを使用して改善していくことを目指しています。」
Togetherは、すでに進歩を遂げています。先週末、Togetherは最初の大規模なプロジェクト、