Metaは、InstagramとFacebookそれぞれに対して月額9.99ポンドで提供する課金認証プログラム「Meta Verified」を、英国でローンチしました。このサブスクリプションはクリエイターを対象にしており、積極的ななりすまし対策やカスタマーサポートへのアクセス、認証のための青バッジなどの特典がついています。
同社は、2月にはオーストラリアとニュージーランドのユーザーを対象にしてこのサブスクリプションプランを最初にローンチし、3月には米国のユーザーにも提供されるようになりました。
Meta Verifiedの発表は、Elon Musk氏が所有するTwitterが、有料認証を提供する「Twitter Blue」というサブスクリプションプランを再開した後、行われたことに注目が集まっています。
社会メディアコンサルタントであるMatt Navarra氏は、「Meta Creators Community UKグループ」に発表が投稿されたことを指摘し、プログラムが新進気鋭のクリエイターからのフィードバックに基づいて構築されたと述べています。
なお、InstagramとFacebookの認証にはそれぞれ別々に支払う必要があります。このプランに加入するユーザーは、18歳以上で、二段階認証をオンにし、身分証明書を提出する必要があります。
さらに、Metaは、登録者に対して、政府発行のIDと一致する表示名が必要です。この決定については、セックスワーカーやトランスクリエイター、プライバシーアドボケイトなどから批判が寄せられており、自分たちのセキュリティのために本名を明かしたくない人々の個人情報を明らかにすることになるとの指摘があります。
現在、Metaの規則によれば、登録者はユーザー名、名前、およびプロフィール写真を変更することはできません。ただし、同社はそのような変更ができるようにするツールや方法を開発しているとしています。
Twitterと異なり、Metaは、注目すべきアカウントに授与された従来の認証を削除する予定はありません。ただし、レガシー認証バッジと新しいサブスクリプション認証バッジの視覚的な区別はありません。
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