YouTube MusicはアメリカのAndroid、iOS、Webプラットフォームにてポッドキャストを正式に追加することが発表されました。本リリースは、数ヶ月前にYouTubeポッドキャスト部門責任者のKai Chuk氏が「まもなくYouTube Musicにポッドキャストが追加される」と発表してからのものです。
このアップデートにより、メインアプリでポッドキャストを視聴しているユーザーは、YouTube Musicで聴き続けることができます。同社によると、すべてのユーザーがポッドキャストをオンデマンド、オフライン、バックグラウンド再生、キャスト中に聴くことができ、YouTube Music上でオーディオ・ビデオのバージョンをスムーズに切り替えることができます。
同社はブログ投稿の中で、「このポッドキャストのリスニング体験は、一部の機能を楽しむには、プレミアムまたはミュージックプレミアムの購読が必要な私たちの音楽リスニング体験と異なります。この新しいポッドキャストのリスニング体験は、YouTubeのポッドキャストビデオ体験を補完します。」と述べています。
また、YouTube Musicでのポッドキャストは、YouTubeプレミアムの有無にかかわらず利用可能です。YouTubeは、支払いを行っているユーザーがYouTube Musicでポッドキャストを聴く際には、司会者による読み上げやスポンサーシップメッセージが表示される可能性がある点を指摘しています。
YouTubeは、アメリカの全てのリスナーに対して段階的にアップデートを提供し、まだアップデートされていないユーザーもいることを認めています。同社は、ポッドキャストをアメリカ以外の地域にいるユーザーにも近く提供する予定ですが、具体的なローンチ日についてはまだ明らかにしていません。
さらに、YouTube Musicホームタブには、お気に入りのポッドキャストやおすすめのエピソードが表示される専用フィードにアクセスするための新しい「ポッドキャスト」タブが追加されています。
YouTubeは、ポッドキャストがオーディオのみの場合は、静止画像を使用した動画をアップロードするか、オーディオグラムなどのダイナミックなビデオフォーマットを使用することを検討するよう作成者に助言しています。同社は近く、作成者がRSSフィードを介してオーディオポッドキャストを直接YouTubeとYouTube Musicにアップロードすることができるオプションを提供する予定です。
以前の報道によると、YouTubeはポッドキャスターとの独占契約を結ぶことを目的としておらず、Spotifyの主要な戦略でした。YouTubeは、ポッドキャストを視聴する際の体験をビデオと音声の織り交ぜたものにしようとしているようです。
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